パソコンや携帯のメールを開くと、「お金を出すので、定期的に会える関係になりませんか?」とか「SEXエステティシャンになりませんか?」というタイトルのメールが大量に届いている事はありませんか?この手の出会い系詐欺業者は自社サーバーを完備しており、同様のサイトをウェブ上で多数展開する事で多くの個人データを収集・共有し、勧誘メールの配信を昼夜問わず行っています。これらの行為は個人データ保護法で禁止されている犯罪行為だということは多くの人が認識するところとなりましたが、スケベ心が勝ってしまった被害が後を絶たないのも事実です。最近では手が込んでおり、残述したようなタイトルはスルーできても、「Re:こんにちは!」といったタイトルには思わずクリックさせられてしまいます。メールの本文やリンク先のサイトには「全てのサービスが無料」と書かれているので、「それなら無料登録だけ…」と思わず誘導されてしまいます。ここで問題なのは、無料登録をすると「個人データ」と「メールアドレス」が業者に知られてしまうということです。そうなると業者の運営する別サイトからその人が登録した際に要望したデータを満たす勧誘メールが続々とやってくることになります。当然、その利用は有料です。女の子だと思っていたメールの相手は業者が用意した男性アルバイトであり、この専用スタッフの思わせぶりなメールに付き合っている内に、あっという間に10万円くらいは消えていきます。出会い系サイト運営業者は、この一連の流れを効率よく繰り返させ、自動的に金を生み出すというシステムを作り上げたのです。出会い系サイト詐欺とは、女性とセックスがしたいという利用者の欲望を最大限に利用し、効率よく利益を生み出し続ける詐欺商法なのです。
実際に出会い計詐欺サイトでサクラのバイトをしていたGさんに話しを聞いてみました。「自分はサクラのバイトだとわかっていて応募しました。友人なんかもやっていたし、他のバイトよりも稼げるからね」
実際、Gさんがバイトをしていたサイトの求人広告には「TV等でも紹介されている好条件」「お馴染みの“超人気求人”」「出会い系(コミュニティサイト)運営会社での『サクラ業務オペレーターのバイト』求人募集」と書かれています。
「自分のバイト先は、幹部社員はヤクザ風で罰則も厳しく、モニタリングがうざいし、フォローもなかったですね。オペレーターも金髪ロンゲの鼻ピアスが集まってたし。稼げるのは確かだから、そういう人達が苦手でなければやってみる価値はあるんじゃないですか」
Gさんのほかにも多くのサクラバイト経験者にインタビューする機会に恵まれたが、一人ひとりとはなしてみると、外見を除いては普通の社会人でした。
「オペレーターと言っても、朝から晩まで黙々とキーボードを打っていればいいというわけではなく、リーダーへのホウレンソウは欠かせなかったですね」
仕事の内容は反社会的でありながら、現場では普通のビジネスシーンにみられるような光景が広がっているようです。
「警察の立ち入りがあっても、聞かれるのは『未成年者の利用はないですね?』の一点だけ。『うちは百パーセント、サクラ運営ですから出会えません』と言えば、警察も安心して帰っていきましたよ」
アルバイトでの雇用の場合、法的関係でトラブルがあった場合は雇い主が全面的に責任を負う必要があります。しかし業務委託契約の場合、法的関係が個人にかかることを承諾する形になるので、警察などに目を付けられている大手の会社でサクラの仕事をしている業務委託者は、常に危険にさらされているのも事実です。
本年2月1日には出会いサイト規制法案が強化され、利用者には身分証の提出が義務化されました。年齢確認をしてないサイトは次々と当局から警告があり閉鎖されています。Gさんはここが潮時だとサクラのバイトから足を洗い、現在はニートとして両親のスネをかじっているそうです。
運営業者によってオペレーターの時給は異なりますが、未経験者のオペは800円スタート、経験者は1000円スタートが相場です。歩合に関しても運営業者によって違いが有り、送信数や返信数で評価する方法や純売りの数パーセントを全員で還元する方法などがあります。この仕事にも当然向き不向きは存在し、向いている人は在宅でも月10〜20万稼ぎ、通勤ならば20〜30万くらい稼げます。しかし向いてない人は通勤でも月1万程度しか稼げないようです。仕事内容はアポイント、エロ、雑談、ラブメールなどを送って、相手のポイントをガンガンン削るだけという単純作業なのですが、単純だからこそ各人のスキルが問われるというわけです。先輩管理者や幹部社員に気に入られれば昇格し、晴れてサイト管理者になれば月40〜50万円は稼げる世界なのです。
しかし、平成15年には「出会い系サイト規正法」が制定され、その後、平成20年12月1日から、出会いサイト事業者に対する規制の強化等を図るため、同法の一部が改正され、施行されています。そのポイントは囲み記事で解説します。
そして、本年2月1日から、利用者には身分証の提出が義務化されました。これにより、サクラのオペレーターを使って、女性会員がいないのに女性会員がいるように見せかける「ぜったいに出会えない『出会い系』」を運営している業者の摘発がいよいよ本格化しました。今後さらに、警察による出会い系詐欺サイトへの摘発強化を行って貰う一方、読者の方々も欲望の赴くままにインターネットを利用するのは控えて貰わなければならないでしょう。
弊社では、様々な調査手法を基に、解決の糸口を掴み、対応させていただく事が出来ます。まずは、お気軽にお電話・メールにて無料相談のご連絡をお待ちしております。
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