被害者の心理状態
被害者は、DVのサイクルに取り込まれ、加害者側の一連の移り変わりにより非常に混乱をきたしてきます。ハネムーン期の状態(謝罪をして「二度としない」と言ったり、優しくなったりする時期)が続く事を願い、今度こそ信じたいと思いながら、さらに気を遣うようになり、関係を維持する事に力を注ぎ、DVを助長する結果になっています。ひどい場合は、自分の方に問題があるのではないのかと自分を責めるようになってしまいます。

しかし、被害者が気を遣えば遣うほど、加害者の暴力は悪化しますので、どれほど誠意を尽くしても報われる事は無く、絶望感を感じてあきらめてしまったり、無力感を感じるようになってしまったり、ひどい場合は鬱状態に陥ってしまう事もあります。
加害者の元を離れた後に、被害者は罪悪感を感じて自分を責めたり、相手が反省をしていると期待したり、自分が逃げたことで周りに迷惑をかけているのではないかとの思いから、戻ろうとすることもあります。
子供に与える影響
家族がいつ崩壊をするか分からない状況の中で生きていると、「自分は、安心感を与えて貰えない存在なのだ、守って貰えない立場なのだ」と認識するようになり、心を閉ざしたり、非行に走ったりしやすくなります。DVを子供に隠し切る事は出来ません。
また、DV行為が蔓延する中で生活させると言う事は、子供の人格形成に多大な影響を与えます。被害者であっても、子供にとっては、加害者に成り得るのです。DVは、子供にとっては深いトラウマになり、その後の人生に影響を与える可能性が高いのです。
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