遺言とは…
遺言者が、自分の死後の財産、身分(普通はほとんどの方は財産の事のみを書くようです)などを一定の方式に従って定める、最終的な意思のことです。
遺言の特徴は『 書いた本人が亡くなられた後に効果が発生する 』という当たり前の事ですが、非常に重要な事なのです。
遺贈とは…
遺言により家族や親族以外の第三者に財産を譲ったり、財団などの法人に死後の財産を譲ることも可能です。遺贈の相手方は相続人を含めて誰でも構いませんが、遺贈を受ける側に権利能力というものが必要とされています。簡単に言うと財産を扱える能力が必要だということです。ですから法律上
「 物 」とされるペットは財産を扱える能力がないため、遺贈することは出来ません。
相続とは…
親の思いとは関係なく行なわれること
法律行為は意思表示によって行なわれますが、相続の場合その意思表示がないので必ずしも被相続人の思い通りに相続が行なわれるとは限りません。
特定の者にしか相続されないこと
外国映画や小説にあるような遠縁の者からの相続で一夜にして大金持ちといった話は日本ではありません。
死亡時にのみ発生すること
昔、「隠居」という制度があり生きているうちに相続が行なわれましたが現代の日本ではありません。「死亡時」というのはまさしく死亡した時のことで、実際に財産の引渡しや相続登記がなされた時ではありません。ただ手続きが遅れているだけのことです。
財産だけが相続されること
家名や祭祀は財産ではありません財産は不動産、動産、権利、財産的地位などです。家の賃借権も借金も財産として扱われます。
全財産を包括して被相続人の権利義務を引き継ぐ
すべての財産(資産と負債)を1つと見て相続人で分割します。土地は兄が、株券は弟がというような分割の仕方はしません。兄が3分の1、弟が3分の1などのように「割合」で分割します。また、賃借権などの権利の相続は貸主の承諾は要りません。但、恩給受給権などの一身専属権は相続されません。