2009年7月18日 AM9:20頃、千葉市花見川区の団地で、洋服店従業員豊田愛子さん(61)が刺殺され、次女の智美さん(22)が連れ去られるという事件があった。
千葉北署捜査本部の調べでは、仲田敬行容疑者が団地2階の踊り場で豊田さんを刃物で切り付けて殺害。
室内に侵入し智美さんをはだしのまま連れ出し、車で逃走、23日に那覇市内で逮捕されるまで智美さんを、拘束していたとみられている。
同容疑者は那覇市牧志の繁華街で身柄を確保された際、智美さんが持っていたバッグには、現金数十万円が入っていた。

仲田容疑者のものとみられる車は24日、栃木県佐野市の東北自動車道佐野・藤岡インター近くで発見された。
仲田容疑者は取り調べに素直に応じ、智美さんを車に無理やり乗せたことは認めているが、愛子さん殺害については否認したままだという。
仲田敬行容疑者は、8月4日にも智美さんを自宅から連れ去り、愛知県へ向かう。
その1週間後に智美さんは無事、愛知県警豊田署に保護された後、千葉県警にストーカー被害の相談をした。
千葉県警は周辺警戒を強めていたが、自宅に不審電話が複数回あり、長女が14日、再び相談に訪れていた。
そこで、千葉北署は昼間は団地周辺をパトロール、夜間は次女宅前で不審者の出入りがないか監視活動を強め、長男宅へ避難するよう助言。次女はいったん助言に従ったが、15日夜には自宅に戻ったという。
千葉県警千葉北署はストーカー規制法違反容疑での立件を視野に捜査していたが、結果的に母親は殺害され、次女とみられる女性は連れ去られた。
愛知、千葉両県警ともに仲田容疑者の危険性は把握しつつ、強制捜査などの対応を取らなかった。
1回目の連れ去りの後、愛知県警は仲田容疑者から「智美さんに二度とかかわらない」という念書を取り、千葉県警でも夜間のパトロールを強化した。
しかし、事件前の連れ去り騒ぎについて、ある捜査関係者は、
「本来は事件に発展するかどうかを見極めるのが捜査員としての経験であり捜査技術だ」
と愛知県警の対応に疑問を投げかけている意見もあるという。
何れにせよ、1回目の連れ去り後、更なる対応が必要ではなかったのか疑問が残る事件である。
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