2009年8月7日さいたま地裁で開かれた公判で、ストーカー規制法違反の罪に問われた高橋政被告(34)は、
自ら雇った「男性2人」と被害者とされる女性に陥れられたと供述した。
起訴状では、高橋被告は「男性2人」=ストーカー規制法違反の罪で猶予付き判決=と共謀し、平成20年5月までの間、5回にわたり、元同僚の女性につきまとうなどをしたとされる。
高橋被告は同じ女性を脅したとして、脅迫の罪で執行猶予付き判決が確定し、執行猶予期間中。脅迫は自分で実行していたが、ストーカー行為は他人にやらせていた。ストーカー行為の実行犯の2人組は、インターネット掲示板「2ちゃんねる」で探し、250万円渡したという。

8月7日の被告人質問で、高橋被告は時折笑みを浮かべながら、検察側主張に真っ向から反論した。
弁護人:「男性を雇った理由は」
被告:「当時は刑事裁判中で、有利になる要素がほしかった。女性の男性関係について調べてほしかった」
しかし、高橋被告と男性との間でやりとりされた電子メールには、「乱暴してでも自分の気持ちを晴らしてほしい」などというものもあった。これらメールについて弁護人が質問した。
弁護人:「解析されたメールの送受信履歴は記憶にあるか」
被告:「こんなメールは送受信していないと断言できるものがほとんどだった」
弁護人:「ではどうして履歴にあるのか」
被告:「男性達がメールに細工して私が送ったりしたような"なりすましメール"をつくったから」
弁護人:「なぜ、メールを細工しないといけないのか」
被告「推測だが、裏で女性がつながっているのではないか」
高橋被告は検察官に「男性達は詐欺師で自分は被害者と思っているのか」と聞かれ、「はい」と即答した。
これに先立つ6月19日、女性が証人出廷し、別室からビデオを使って証言。
高橋被告に対し「いつまで嫌なことをするのか」と語る涙声が法廷に響いた。
また7月3日には、男性が証人出廷し、高橋被告に「強姦まがいのことをしてもいい。裸の写真をとって」などと依頼されていたことを詳述している。
高橋被告はこの裁判で実刑判決が確定すれば、前刑の執行猶予は取り消される。
公判は8月21日に結審する予定。
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